佐渡の基本情報
2月の終わり、季節にそぐわぬ陽光のなか、島の最南端の道路を走りました。車から見える道の日当たりのいい辺りに、白い花がひとかたまり咲いています。
気の早い水仙です。
海辺の村落の入り口で、濃いピンクの梅の木を一本だけ見つけました。
渚に出ると、水面は布を張ったようにおだやかでした。航空写真で佐渡を見ると、まるで藍色の日本海に大きな鳥が羽を広げて浮かんでいるかのようです。
カタカナの「エ」の字に似た、あるいは英語の「S」の字のような形にも見えます。 → 佐渡の地図
島はおおきく三つに分かれ、北西が大佐渡山地、南東が小佐渡山地で、このふたつの山地の間に平野が広がります。
この国仲(くになか)平野では稲作が盛んで、佐渡産コシヒカリは、実は、市場でも魚沼産コシヒカリに劣らず評価が高いのです。
国仲平野の東側に両津湾、西側に真野湾が位置します。
両津湾のそばに牡蠣が獲れることで有名な加茂湖があります。
もっとも高い山は、金北山(1,172m)。
佐渡沖を暖かい対馬海流が流れている影響で、
冬は新潟県の本土側に比べ、気温が1〜2℃程度高く積雪が少ない、
逆に、夏は涼しいのが特徴です。
このため、暖かい小佐渡(南側)ではビワやミカンなどの温帯植物が栽培される一方、
大佐渡(北側)ではアカマツやカシなどの寒帯植物が育ちます。
また、佐渡では、4月から9月までの日照時間が日本一長いため、
北海道から九州までの作物が採れるなど、
『日本の縮図』といわれています。
2004年に島内のすべての自治体が合併し、現在は全島1市、佐渡市のみとなっています。
面積は、東京23区の1.5倍。なのに人口は約7万人。
島外の人を、旅の人…たびんもんと、方言でいう。
アクセントが西日本的なのにも、歴史の重みが感じられます。

