佐渡 宿根木の巻
宿根木をおとずれました。
3月初めは観光シーズンにまだ少し間があって「たびんもん」は見あたらず、
見学施設は閉まっていました。
この地区は江戸時代には廻船業で栄えたといいます。
黄門さまは越後の廻船問屋ならぬ縮緬問屋と名乗っておられたけど(って関係ないか)
廻船とは、港から港へ旅客や貨物を運んで回る船のことだそうで、
当時の最先端の流通業だったらしいです。
ここ、佐渡本舗も、フットワークの軽い最先端の流通技術を目指さなくっちゃ !
ひっそりとした狭い路地の両脇に、歴史を感じる家々が肩を寄せ合うように建っています。
明治42年建造の二階建て洋館は、もと郵便局。
白い横木に、小さな出窓が印象的。
家の前には、清九郎、坂下、松平、上、庄司とそれぞれの「屋号」が貼りだされています。屋号、だって!…なんだか懐かしい響きを感じる。
崖上から海岸に続く石畳の路地は、世捨小路というのだそう。
不思議な名前…。
由来は諸説あり、はっきりしないそうです。
憂き世に戻りたくなくなるほどの、何かいいことがあったのかな…?て考えるのは楽天的過ぎ?
海に出たら命がけだったので、ここら辺でひとまず覚悟を決めたから…の方がリアルでしょうか。
どれほど多くのひとびとに踏まれたかわからない石畳の、
石の窪みはなにか、いにしえから暖かさを伝えてくるようです。
佐渡の春は、もう手の届くところまで…。

